こんにちは。ニシオです。
最近、密かに練習を再開している。というのも、男性の生徒さんで僕と同級生のヒデキさんという方が、練習でかなり見た目が変っているという情報を手に入れてから、自分のなにかに火がついた。
僕より練習を始めた時期は遅かったのに、あっと言う間に練習の質も量も進んでいる。誰かと比べるつもりもないが、精悍な顔つきというのに長年のあこがれがある。練習をデイリーでやっていた頃は、背中もまっすぐで、お腹も凹んでいたし、顔つきもけっこう自分で言うのは何だが、引き締まっていた。
それがどうだ、前々回くらいにキムヨナの真似をした写真からも分かるように、切れのある顔とはいいがたい。
ビールばかり飲んで楽していたらやはりそんな顔になる。男は顔。緊張感のある仕事をして達成感のある顔とか色々とあるが、ヨガの練習でもいい顔になれると体験的に知っている。自分の内側と向き合い、呼吸を整え、目線を一定にするという練習は、いい顔つくりにはもってこいだ。
スリヤナマスカーラA&Bだけ続ければいいと思ったが、かえってうまくいかない。デイリーな習慣になる為には、朝からフルプライマリーやるつもりで気合いでスタジオに行かないと続かない。
いい顔になるんだ。元々、男前なんだよ。僕は。うん。ちゃんとすればかなりイケテル感じになる。1ヶ月後、僕のいけている顔をブログに公開する。かなり違う顔になっている(と思う)
今日は書きたい事、いっぱい。どうしても書きたい事。昨日借りて観た映画、「隠し砦の三悪人」黒澤明じゃなくって、リメイク版ね。オレオレ詐欺にあった気分になりました。映画を観て、こんなに悲しくなったのはかなり久しぶり。
この映画、黒澤映画の中でも最高峰の一つ。スターウォーズはこの映画をもとに、作られたとかいう話は有名です。「椿三十郎」の織田裕二は、批評はよくなかったが、僕的にはこれはこれでよかったと思った。だからこの「隠し砦の三悪人リメイク版」もそこそこ、安心して観れる映画だと思ったんですが。
あの間抜けな二人組の泥棒の一人の設定がアイドル歌手という所で、「やばい」と感じたが、なんと、いつの間にか原作から遠くかけ離れて、姫と下男の禁断の恋の物語に話がすり替わっている・・・自分の中にないものをつきつけられると、こんなに人間って悲しくなるんですね。ガチな黒澤ファンが暴動を起こしかねないほど酷い。
この映画をリメイクと呼ぶのはどうだろう?これを海外のkurosawaファンが観たらどう思うんだろう。そこまで若者に媚びないと、映画館に客が来ないのだろう、きっと。昔の人は死生観が発達していたと以前書いたが、骨太の政策をよってたかって骨抜きにしている政治家と同じような発想の映画。
アニメと漫画は日本が誇る文化だけど、ポニョから上の世代が子供のまま。我々観客が子供だから、名作もこんなガキ映画が出来上がる。まずテレビを課金制にする。作り手と観客の緊張感がない。無料のテレビと同じ感覚で映画を作っていやがる。お笑いでもダウンタウンとか昔はコントやったり、結構作り手にも緊張感があった。今は、どーでもいいトーク番組ばっかり。有料にして、作り手にプレッシャーをかけないといけません。あと18歳以下の子供の水着写真全面禁止。電車内での痴漢は、禁固15年以上。日本は子供を性の対象にしているのを野放しにしている。ここが観る側の質をいちじるしく落としている。
いい大人が観る日本映画がない。これは、我々観客のレベルが低いからそうなる。アニヲタとかが堂々とカミングアウトさせたらダメなんだ。アンダーグラウンドに戻るべし。漫画もそう。電車とかで大人が漫画週刊誌を読んでいたら、軽蔑の目で見てやらないとダメなんだ。大人はこっそり家で読め。
テレビとアニメと漫画が堂々と道の真ん中を闊歩している間は、日本の映画もだめだろう。映画がダメというより、「子供のままのメンタリティー大国、日本」なんて本が出回るようになる。
と、つまらない映画の話から日本人論にまで熱く発展してしまいました。怒りを通りこして、悲しくなったけど、怒りがぶりかえしてきました。
穏やかに穏やかに。
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