「あかりをつけましょ、ぼんぼりに〜」ひな祭りですね。
先日、実家でみい子の初節句をお祝い(この場合お祝いか?)してきました。
僕の姉のひな人形がまだあった(40数年前の!!)ので、実家にお願いしてお祝いしてきました。
あのね、ひな人形なめてると、とんでもない事になるよ、あんた。
自分のマンション用に小さいのを買おうと玩具屋に行ったんですが、「まあ、3、4万。高くても10万位だろう」と思っていたのですが、人形2体で最低価格10万円から100万円まで。
ヤクザが正月に数の子3万円で売るようなもんですな。「オレが売るから3万円」
玩具屋から、オラオラ状態の匂いを感じる。みんなお揃いのハッピなんぞ、着込んでいやがる。
朝から社長の大号令がね、びしーっと皆横に並んで、シュプレヒコールやってんだぜ、あれ。
マンツーマンでついてくる販売員の金髪ばばあ。こいつが高いの買わせようと、あの手この手で。
上手に高い奴の方にじりじりと客を追い込んで行く。ユニヴァのスタッフも見習って欲しい位です。
それに比べてこの金髪ババぁは「あ、そっちはダメです。こっちの〜先生作品はですね〜」
白い手袋ですよ。宝石とかでよく見る。「ね〜織り込みが全然違うでしょ」「そんな漫画みたいな顔の人形は選ばない方がいい」「娘さん可愛いですね〜、本当に可愛い。可愛いお人形選んでもらいまちょうね〜」
この金髪ばばぁから色々と営業販売の基礎を学びはしましたね、確かに。でも、言いなりになるのは、悔しい。
逆に「一体僕をいくらで値踏みしているのか?」そこに興味を持ちました。
一応、株式会社ゼネラルヨガ ユニヴァ代表取締役42歳、もちろん毎朝ヨガはやってます(まあ今は寒いからさ)
さァ、金髪ババァは、この株式会社ゼネラルヨガ ユニヴァの代表取締役ニシオに一体いくらのひな人形を勧めるのか?僕の興味はその一点だけ。
「なめるなよ、一応福岡のヨガ界ではちょっとは名の知れた男だぞ」とココロの中で念を送りつつ、金髪ババァの足が、20万円の人形の前で止まる。
ババァがっ!!
やりやがる。ギリギリの玄界灘。男は黙って見栄を張りな。そんな感じ。
ババァのヤニのついた前歯が印象的でした。
結局その20万円、僕の母親が振り込んでくれたんですけどね。へへ。ありがとう。もっと高いの買っておけばよかった。
でもね、やっぱりこういう「ひな祭り」とかは子供の思い出として残してやりたいですね。
三人官女も五人囃子もいないけど、立派なひな祭りでした。唯一悔やまれるのは、あの金髪くそババァにやり込まれてしまった事。
それはさておき、みい子の初節句。自分も童心に帰れます。たまにはね。
山椒さん、こんにちは。
結局そのじゅうたん買ったんですか?
でも、その金髪ばばぁって面白く書いてますけど、タフでないとできない仕事ですよね。客に購入して満足してもらって、自分の仕事もきちっとする。迫力を感じます。買う方も売る方も真剣勝負ですよね。
そのやりとりを一歩引いた目でみると、人間って面白いな〜。
やっぱり僕はヴォネガットが好き。そんな気持ちです。
逃げの一手に廻っているご夫婦の姿を想像します。へへ、それも又面白いね。
投稿情報: ニシオ | 2011/03/06 17:25
ニシオ節いいかんじです。
先日、岩田屋の新生活フェアでおっさんらに囲まれて、じゅうたん選ぶ時おんなじような目にあわされました。おっさんらに囲まれるのもまたいい感じですよ。ちなみにぼくらは逃げの一手です。
投稿情報: 山椒さん | 2011/03/04 09:51